派遣薬剤師は投薬ばかりなの？仕事内容を詳しく解説！｜派遣薬剤師ひでブログ【単発派遣のすすめ】

こんにちは。派遣薬剤師ひでです。

今日は派遣薬剤師の投薬事情についてです。

派遣薬剤師って投薬ばかりなのかなぁ？

こんな疑問を持ってる方多いと思います。

結論から言うと店舗や勤務している期間によって様々です。

皆さん投薬は好きですか？
好き嫌いはかなり人によって分かれて来ると思いますができれば調剤もしながら勤務したいと思っている方も多いと思います。
今日の記事は

派遣薬剤師の実際の投薬事情、仕事内容を知りたい
もし投薬ばかりだったら困ったこと起きない？
投薬ばかりではなく調剤、監査も満遍なくやりたい

こんなお悩みや疑問にフォーカスして書いていこうと思います。
投薬ばかりではない求人を探すのってとても簡単です。

僕は今現在で派遣薬剤師になって１年７ヶ月です。
６店舗経験していて長くいた店舗だと１０ヶ月、短くて２ヶ月の勤務でした。
単発の派遣も経験しているので体験談も交えてお話ししたいと思います。

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派遣薬剤師の実際の投薬事情・仕事内容は？
- 今まで経験した店舗の投薬・仕事内容のパターン
投薬ばかりだと困ったこと起きない？
派遣薬剤師の投薬事情：体験談
投薬ばかりの求人を選ばない方法
- 派遣求人のメールの【仕事内容】のところをしっかり読む
- 派遣エージェントに希望を伝える
まとめ

派遣薬剤師の実際の投薬事情・仕事内容は？

派遣薬剤師の仕事内容で一般的によく聞くのは投薬ばかり任せられる。というものです。

しかし、実際はちょっと違っていて店舗によってもバラツキがありますし、継続して勤務している期間、勤務している薬剤師の人数によっても様々です
決して派遣薬剤師になったら投薬ばかりということはありません。

僕の場合は投薬の方が好きなので調剤、監査ができる場面でも投薬の方に行くようそれとなく動くので投薬係の地位を確立していることもありましたが様々なパターンがあります。

今まで経験した店舗の投薬・仕事内容のパターン

今までの仕事内容のパターン

・1店舗目：クリニックの門前で最初の１ヶ月は監査・投薬メイン→慣れてきたら調剤もやり始め、その後は調剤監査満遍なく
・２店舗目：医療モール内の店舗で最初の１〜２週間は監査・投薬メイン→その後満遍なく
・３店舗目：ショッピングモール内のドラッグ併設薬局で初めから調剤・監査・投薬満遍なく。入力も慣れてきたらやる
・４店舗目：大型病院門前で投薬メイン（２ヶ月のみの勤務だったのでその後は分からず）
・５店舗目：医療ビル内薬局で初めから調剤・監査・投薬満遍なく（むしろ処方が特殊で説明も門前Drの指示が細かかったりで投薬より調剤メイン）
・６店舗目：単発派遣のクリニック門前で薬剤師２人だったため調剤・監査・投薬満遍なく

こうしてみてみると投薬ばかりでずっと続いていく店舗は多くないですね。
そのほかのパターンで言うと

在宅専門で外来ほぼなしなので調剤・監査メイン
単発派遣なので投薬メイン
門前Drの意向が強く調剤内規がややこしいので投薬メイン
１人薬剤師なので調剤・監査・投薬ときどき入力も

こんな感じです。

店舗の状況によってパターンが色々あるのでどの求人を選んでも投薬ばかりということはあまりないです。
僕の経験からのざっくりな傾向としては

少人数の店舗は投薬ばかりになりにくい
１回以上契約更新をすると徐々に調剤も任せてもらえる店舗が多い
派遣が複数名いる薬局は投薬メインでも助け合える

といった感じです。

投薬ばかりだと困ったこと起きない？

もし投薬ばかりになってしまった場合、色々大変そう・・・
そう思う方もいますよね。
投薬ばかりの時に心配になるかなと思ったことを挙げてみます

薬局によって対応が違う部分もあるのでそのあとの体験談のところでも触れていきたいと思います。

薬歴がたまって残業にならない？

これに関しては契約の時に残業ありでも良いと言っていれば残業して薬歴を書く場合もありますが、残業なしで希望している場合は薬歴のために残業することはありません。

社員さんも少しゆとりのあるときは薬歴を集中して書くよう気を使ってくれたり、退勤前３０分〜１時間くらいは投薬行かなくていいから薬歴を書くように言ってくれたりします。
もちろん薬歴を残して帰って後日かける時に書くのも大丈夫です。

正社員の場合は薬歴が終わらなければ残業して書いたりということもあったと思いますが、派遣では契約の時に希望を伝えていればそれを無視されるようなことはありません。
残業なしを希望する派遣薬剤師が多いので、もし残業が発生する求人の場合は事前に派遣エージェントも知らせてくれます。

しかし正直派遣は時給が高く、１日８時間を超えて残業する場合は時給の１.２５倍で計算されるので１日３０分程度の残業でもしておけば月４万円程度残業代でもらえるのでそれもありかなと個人的には思います。

不足薬の説明は投薬まかせなの？

これも薬局にもよります。
しかし基本的には投薬までに患者さんへの説明は済ませてくれている薬局が多いです。

郵送するのか来局していただくのかだけ投薬で確認すればよかったり
親切なところだともう全て確認してくれていて投薬時は不足票を一緒に渡すだけといったところもあります。

ちなみに調剤をしていて不足薬に遭遇した場合も発注は社員さんがすることが多いので引き継いでくれたりします。
勤務歴が長くなってきて慣れて来ると派遣が概ねの対応をすることもありますが、強制で不足薬対応を任せられることは今までなかったです。

混んでる時は投薬かごが積み上がる？

投薬メインの派遣先に就業したとしても全ての投薬を派遣だけで回さなければいけないわけではありません。

ですので混んでる時に投薬待ちが積み上がっていても社員さんは調剤室から出てきてくれず、１人です投薬せねばならない。ということはありません。
そんな感じだとクレームにも繋がるので

調剤室で手が空いたり、投薬に入るのが適切だと判断すれば投薬しに出てきてくれます。
時間をかけて話す必要のある患者さんもいるのでその辺りはみんなわかってくれています。

投薬ばかりは飽きる？

これに関しては個人差や処方内容なども関係して来ると思いますが
僕は１日８０件近く投薬していても特に飽きることはなかったです。
投薬だから飽きる。ということもないような。。調剤も飽きませんか？
患者さんは一人一人違うのであまり飽きる感じはしなかったですが心配な方は

医療ビル内薬局や大型病院門前など応需科目が多めの求人を選ぶ
飽きたら患者さんとの雑談をいれてみる
新たな服薬指導ができるように勉強してみる

この辺りがおすすめです。

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派遣薬剤師の投薬事情：体験談

体験談１：商店街のなかのクリニック門前薬局

商店街の中にある調剤薬局で隣に内科クリニックがありました。
商店街の中や近隣にもいくつかクリニックがあったので心療内科、耳鼻科、整形、循環器など幅広く処方を受けていました。

処方箋枚数は１日１６０枚くらいで４.５人で回している感じでした。
業務ははじめは監査・投薬メイン。ひと月過ぎた辺りから調剤もしていました。
１０ヶ月勤務しましたがほぼ満遍なく薬剤師業務をしていました。

薬歴がたまって残業になった？

この求人はもともと残業が１時間程度出るが大丈夫？と派遣エージェントの方から事前に連絡があり僕も承諾して就業していたので店が閉店してから残業して薬歴を書いていく感じでした。

毎週水曜日はノー残業デーだったのと、早く帰りたい日は残業なしで残業なしで帰らせてもらっていました。
この薬局は薬歴がかなり書きやすく、SOAP形式にしなくても良かったので１枚１０秒程度でかけてしまう感じでした。なので絶望的に薬歴がたまるような事はなかったです。

月末なると業務中も薬歴を書く時間を与えてくれたのでストレスなく働いていました。
薬歴もなく、暇な日は早めに帰ったりもできましたし自由に働きつつ
時給もよい求人で月の残業が２０時間程度出ていたので毎月１０万程度残業代をいただいていました。

不足役の対応は？

不足薬は基本的に調剤で見つけた段階で患者さんにお知らせしてその後の対応も確認していたので、投薬では郵送の場合住所を確認することをしていました。
この薬局は欠品が少なく、クレームになる事はほぼなかったです。

投薬に飽きる＆投薬待ちが積み上がった？

応需科目が多く近くに総合病院もあったので投薬に飽きるという事はなかったです。
お話好きの患者さんが多く、こちらも楽しませてもらいました。
患者さんの雰囲気って地域柄がありますよね。

基本的に自分が監査した分を投薬する薬局だったので投薬が終われば監査や調剤に戻っていたので投薬待ちが積み上がる事はなかったです。
調剤、監査待ちには積み上がっていたので頑張るのみでした。笑

体験談２：医療ビル内薬局

眼科、皮膚科、小児科の入った医療ビルの中の薬局でした。
処方箋枚数は１日２７０枚くらいで薬剤師の人数は多めで１１人くらいいました。
皮膚科の軟膏MIXが多く、ねり太郎さんがとても頑張っていました。

ここも初めは監査・投薬メインで慣れて来ると調剤もしていました。
ただ、特に何をするか決められるわけではなかったので僕の後から入ってきた派遣の方は初日から調剤もしている感じの自由な薬局でした。

薬歴がたまって残業になった？

薬歴は業務中はたまっていましたが、１８時閉店でシフトが１９時までだったので最後の１時間は全て薬歴に当てることができました。
座って集中して薬歴を書くことができましたし、最後の１時間で書けるので営業中に薬歴を合間をみて書かなければいけないプレッシャーもなかったです。

投薬の件数もそれほど多くなかったので当日中に薬歴を書き終わることができましたし
少し時間があまりそうな時は調べ物をしたりとゆったり勤務できました。

不足薬の対応は？

医療ビル内の処方がほとんどだったので勤務していた３ヶ月で不足薬に出会うことがなかったです。
とにかく在庫を豊富に置いている薬局でした。（ムコスタ点眼とか３０箱以上常にあったような・・・）

一応不足薬があった場合は、調剤の段階で患者さんに知らせてその後の対応も聞いて薬歴に記載もしてくれるとのことでした。
投薬でするのは不足票をお渡しすることくらいでした。

投薬に飽きる＆投薬待ちが積み上がった？

ここは眼科の処方も多く、しかも僕が勤務していたのが花粉症の時期だったので
処方がアレジオン点眼、オドメール点眼ばかりで正直少し飽きてしまいました。。
数えてみたら８人連続アレジオン、オドメールだったりしていたので。

皮膚科の処方は新鮮なものも多く勉強にもなりました。
小児科は赤ちゃん可愛いので飽きないですね。

ここも自分で監査した分は投薬に行くスタイルだったので投薬待ちに積み上がって焦る事はなかったです。

体験談３：大型病院門前で医療ビル内の薬局

最後に投薬メインだった薬局も体験談を紹介しておきます。

この薬局は医療ビルの１階に位置しているのですが目の前に総合病院もあり忙しめの薬局でした。
応需科目は総合＋医療ビルの小児科、眼科、心療内科、皮膚科で１日２５０〜３００枚を薬剤師９人でやっていました。

勤務は２ヶ月だったのでその後はどうなるかわからないのですが僕は２ヶ月間は投薬メインで勤務しました。
手が空いたら監査もするけど調剤は、専門のパートさんがいたのでする事はなかったです。
参考までにもう１人２年くらい勤めていた派遣の方は自分の監査したぶんを投薬する感じだったので長くいるとそんな感じになっていったかもしれないです。