派遣薬剤師

薬剤師のダブルワークは派遣がおすすめ!注意点や実例も解説

こんにちは。派遣薬剤師のひでです。

今日は薬剤師のダブルワークについてです。

  • 薬剤師ってダブルワークしても大丈夫?
  • ダブルワークをするときの注意点はある?
  • どんな風にダブルワークするのがおすすめ?

こんな風に思っている方も多いと思います。

僕は派遣薬剤師になって1年8ヶ月が経ちました。
派遣社員という性質上、別の会社でも働きやすく

現在はメインの派遣会社で育休を取得しながら、規定の時間内で別の会社にて派遣勤務(つまりダブルワーク)をしています。

その経験からこの記事では

  • 薬剤師のダブルワークは可能か?
  • ダブルワークのメリット、デメリット
  • ダブルワークするときの注意点
  • おすすめのダブルワークのやり方

について解説していきたいと思います。


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薬剤師のダブルワークはそもそも可能?

薬剤師をしていてダブルワークをしたいと思っても、周りにしている人もいなくて本当にしても良いか不安。という方もいると思います。

結論から言うと薬剤師でも多くの場合、ダブルワークが可能です。

「会社の規定もあるんじゃないの?」

と思うかもしれませんが2018年、国から正式に原則副業OKの発表があったので

今の所、就業規則で副業を禁止している会社も今後変わっていく流れになると思いますし

もし隠れて副業をしているのがバレても解雇されるような可能性は低いと思います。

とはいえバレないために重要なポイントも解説していきますのでぜひ読み進めてください。

僕は現在育休を取得しながら、月10日かつ80時間以内という規定の範囲内でダブルワークをしています。

派遣仲間の中でも他の派遣会社と掛け持ちしたり、パートと派遣でダブルワークしている人もいます。

そもそも僕が現在メインで就業しているファルマスタッフは副業OKなので問題なくダブルワークすることができます。

ダブルワークをするときは、基本的にメインの勤務先の方で社会保険や年金は払ってもらい
サブの方では所得税を給料天引きで払っていく形になると思います。

住民税に関してはサブの方は自分で納付書によって納めていき、メインの方はそれぞれの会社によって天引きの場合と自分で払い込む場合とどちらもあると思います。

サブの住民税を自分で納めるようにするやり方も順を追って紹介していきますね。

 

ダブルワークのメリット

ダブルワークをするには思ったより多くのメリットがあります。

個人的には少し「抜け駆け」している感覚があって楽しいなと思うこともあります。
もちろん悪いことをしているわけではないのでそこは安心してください。

では主なメリットを紹介していきます。

思っているよりプラス収入がでかい

派遣でサブを探した場合に限られてくるかもしれせんが、大阪のような都会でも時給3000円くらいで求人を見つけることができるので

思っているよりも大きな収入になります。
週1回8時間で働いたとして

時給3000円×8時間×4週分の日=96000円

1年にすると
96000円×12ヶ月=115万2000円

年収でいうとかなりプラスになりますね。
正直1回出勤すると10分くらいは残業が出ると思うので合わせると年収120万くらいプラスになると思います。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
今まで年収480万くらいの方でも年収600万になるわけだから変に昇進を目指すよりかなりコスパがいいね

本業があるのでじっくり求人を選べる

もちろん追加の収入がすぐに必要で切羽詰まっている方もいるかもしれませんが

基本的にはメインの就業先がある中でダブルワーク先を探すと思うので
焦って不利な求人を選んでしまうリスクが少ないです。

サブの就業先選びは、メインの就業に支障がないようにある程度負担の少ないところを選ぶことも大切だと思いますが

今出ている求人だけを見てすぐに決めてしまうと「条件が少し不満な中で止むを得ず選んでしまう」ということが起こってしまいます。

数週間かけてじっくり選ぶことで就業時間や勤務地など自分の都合の良い求人が見つかってくる可能性も高いですし

派遣エージェントの方も徐々にこちらの希望を深く理解してくれてカスタマイズされた求人紹介をしやすくなっていきます。

サブを選ぶときは1ヶ月くらいは時間をかけて、複数紹介会社に登録して比べながら求人を選ぶことが重要ですし、それができると思います。

気分転換になる

同じ職場で毎日働くのは安定していてとても良いかもしれせんが

だんだん刺激がなくなってきてマンネリ化してきてしまうことも多いと思います。

週に1回でも違う職場で働くと気分転換になり、また本業の新鮮さも戻ってくるので
精神衛生上もとても良いと思います。

またメインのところで人間関係や仕事で悩んでいる場合も
週1でも新しいところを経験することで息抜きになったり、今自分が悩んでいることが小さなことに思えたりすることもあります。

1つだけに絞ってしまうとその世界だけになってしまうので、別の世界を少しでも取り入れてみるのは良い方に転ぶことも多いと思います。

単純に経験になる

たとえ週1だけでも違うところで働くということは

  • 違う薬局のやり方を学べる
  • 違う処方に触れることができる
  • 普段と層の違う患者さんに投薬できる
  • 同じ場面で違う判断を下す人と出会える

などなど新たな経験ができます。

新たな経験は自分のスキルアップに直結してくると思うのでとても重要です。

同じところで知識、技術を熟練させていくことも重要ですが
経験上、知らないところで働くのはかなり良い刺激になるのでやってみて損はないと思います。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
当たり前だけど知らないことはわからない。一度経験したことがあるか無いかで大違いだね

ダブルワークのデメリット

ダブルワークのメリットは多いですがもちろんデメリットも存在します。

週6とかで働くと疲れる

ダブルワークをする場合はやはり収入を上げたいという目的が一番だと思います。

するとメインを週5で働き、追加でサブのところで働くわけですが
たとえサブが半日勤務でも合計週6日出勤することになるので結構疲れます。

労働時間が多いというのもありますし、「今日は休み」という日が週1日程度しかないのは精神的負担にもなりかねません。

対策としては

  • しっかり睡眠は確保すること
  • 目標を立てて夢中になること

です。

自分ののんびりする時間は減ってしまうかもしれませんが
睡眠時間をしっかり7〜8時間はとると体力的にも精神的にも安定してきます。

週6勤務をしてさらに睡眠時間も削ってしまうと体を壊してしまい、結局仕事を休んで収入が減ってしまうということにもなるかもしれないので注意が必要です。

また、目標があってそれに向かって夢中になっているときは不思議と疲れを感じなかったりします。

ダブルワークをする動機をしっかり明確化すると週6勤務も乗り切れるかもしれません。

ただし長期間になるとやっぱり睡眠確保が重要になってくると思うので注意してくださいね。

正直、メインを週4にしてサブの週1を高時給求人にして合計の収入を増やしていくのも良いですし

「祝日があって3連休」なんてときに1日単発派遣を入れるのも負担を減らして働くにはとても良いと思います。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
労働と休息のバランスをしっかりコントロールして働くことでデメリットを克服できるかもね。

ダブルワークするときの注意点

ダブルワークはメリットが多いのでやってみようと思う方も多いと思いますが

今から紹介する注意点をしっかり意識してダブルワークをしていくことが重要だと思います。

法律でダブルワークを禁じられてる人もいる

国が原則副業解禁を発表したのでダブルワークOKという話をしましたが
例外もあります。

管理薬剤師と公務員の薬剤師はダブルワークができません。

管理薬剤師は薬事法、公務員は公務員法でそれぞれ副業が禁止されているので該当してしまう方は環境を変えるしかダブルワークをする方法はありません。

厳密に言うと管理薬剤師は副業で薬剤師業務をすることが禁じられているので学校薬剤師などのダブルワークはOKです。
投資など薬剤師に関係ない副業も大丈夫です。

ちなみに独立行政法人の病院で働いている人は公務員ではない(公務員試験を受けたわけではない)のでダブルワークOKです。

就業規則で副業を禁じられている場合

この場合は会社にバレないようにダブルワークをしていくことになります。

「黙ってやるのは嫌だな」と思う場合はやはり副業OKの会社に転職するのが良いかと思いますが

基本的に国で副業が認められていることもあり、バレても解雇したりというのはかなり可能性の低い話になっています。

会社にバレないようにするポイントとしては

  • 確定申告の際に住民税を普通徴収(自分で納付)にする
  • 同じ職場の人に口外しない

会社にバレる一番の原因は住民税です。

住民税は通常給料から天引きされる特別徴収になっている場合が多いです。

何も考えずにダブルワークをしてしまうと住民税がメインの方に合算されて請求されてしまいます。

「住民税の額が上がるので会社がおかしいと気づく」みたいな話もありますが

そんなどころではなくバレます。

役所から会社に住民税の決定通知書が送られてくるのですが

副業分が合算されてしまっていると「その他の所得」という欄にバッチリ副業の収入金額が記載されているので住民税の金額に対する感覚がなくてもバレます。

なので確定申告の際に「普通徴収(自分で納付)」のところにチェックを入れることが大切です。

わからないときは確定申告の際に「副業の住民税を自分で納付したい」と職員の人に申し出て確認してください。

ファルマスタッフはもともと住民税が自分で納付なのでその点安心だと思います。

副業がバレる原因第二位は口コミです。

同僚に相談していたりするとぽろっと上司に知れてしまったりするので副業禁止の会社の場合は口外しないことが大切だと思います。

繰り返しますが、バレたとしても働き方改革によって副業解禁の指令が出ているので大ごとになるケースは稀だと思います。

確定申告、住民税申告は必要

小額なら確定申告は必要ないですが、何もしなくて良いわけではありません。

年間20万円以上の収入がある場合→確定申告

20万円未満の場合→住民税申告

が必要です。

源泉徴収票があれば簡単にできるので脱税してしまわないようにしっかり手続きしましょう。

友人紹介や自分で働き先を探すのはNG

時々友人に紹介してもらって求人を探す人や
飛び込みで家の近くの薬局へ行って求人を探す人がいますが

原則は紹介会社に登録してエージェントを通すのが一番です。

理由は明快で、「条件の交渉がしやすいから」です。

友人紹介や自分で求人を探してしまうと、時給や勤務時間などの交渉がどうしても相手に有利な状況で進んでしまったり

相場と外れてしまっても気づかない場合が出てきてしまいます。

例えば、とても忙しくて人員も不足している求人に低めの時給で雇われてしまったりしてしまいます。

これから雇ってもらうと思うと感がえると強く希望を言えなかったりするので間にエージェントを挟んでしっかり希望を出していくことをお勧めします。

ダブルワークするなら派遣がおすすめ

ダブルワーク先を探すときに

派遣にしようか?それともパートかな?

と迷うかも知れませんが、間違いなく派遣の方がおすすめです。

理由を紹介していきます。

時給が高い

求人を比べてみるをわかると思いますが派遣とパートの時給の差は500円では済みません。
週1の8時間勤務で同じ時間働いても1ヶ月で2万円近く差が開いてしまうこともあるので

正直パートでダブルワーク先を探す理由が見つかりません。
ダブルワークの場合、効率よく稼ぐことが最重要かと思いますので派遣がおすすめです。

派遣薬剤師ひで
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派遣でも長く勤めていくことは可能ですよ。

しんどかった時にパートは辞めにくい

ダブルワークはメインのところがあるのでどうしても体に負担がかかりやすいです。

いざ初めて見たは良いが、「しんどすぎてもう少し労働時間を減らしたい」という時に

派遣なら2、3ヶ月に一度契約更新があるのでそのタイミングで見直すことができますが
パートですと2、3ヶ月でやめると言うのは少しハードルが高いですよね。

なかなか言えないまま続けていて、体を壊してしまっては元も子もないのである程度後戻りもきく派遣は働き方として最適だと思います。

派遣薬剤師ひで
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週1がしんどいときは単発の派遣に切り替えることもできるよ

週1でも問題なく求人はある

週1なんて勤務が少なすぎてあまり求人ないんじゃないかな・・・

こんな風に考える方も多いと思いますが

僕は現在働いている派遣会社のエージェントの方からこんな話を聞いたことがあります

派遣は時給が高くてお金がかかるイメージを薬局側も持っているので
意外と週1〜2の求人は新規の営業がかけやすくて求人多いんですよ。

本当は薬局側もフルタイムで派遣を雇うメリットも多いんですけどね・・・

こんな感じなので週1の求人が少ないとは言えないんです。

派遣薬剤師ひで
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実際、僕がダブルワーク先を探したときも、派遣会社2社からたくさん求人候補を紹介してもらえたよ

薬局側が派遣を雇うメリットについてはこちらの記事で詳しく書いているので気になる方は読んでみてください。

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まとめ

記事をまとめると

  • 大半の人は問題なくダブルワークできる
  • ダブルワークはメリットたくさん
  • バレないようにするのは住民税に気をつける
  • ダブルワークは派遣がおすすめ

という感じです。

紹介会社に登録するときは必ず複数登録して比べていくようにしてくださいね。

紹介している派遣会社は

  • 無料で登録できる
  • 求人が決まっても料金はかからない
  • 登録したら必ず転職しなければいけない訳ではない
  • 転職希望日が3、4ヶ月先でもOK
  • 派遣以外にも正社員、パートの求人もある

といった感じなので気軽に登録してみて求人を相談すると良いと思います。

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これで完了です。

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