派遣薬剤師

使えない派遣薬剤師と言われないためのポイント10選と失敗例8選

こんにちは。派遣薬剤師のひでです。

今日は「使えない派遣薬剤師例」と「使えないと言われないためのポイント」についてです。

・派遣薬剤師の働き方に興味はあるけど使えないとか言われないか心配
・使えないと言われないポイントを知りたい

こんな風に思う方に向けて記事を書いていこうと思います。

使えない派遣と言われないか心配な方は

  • 使えない派遣薬剤師例を学んで当てはまらないようにする
  • 使えない派遣薬剤師と言われないためのポイントを実践する

ことで不安を解決できるかと思うのでぜひ記事を読み進めてみてください。

僕は派遣薬剤師として1年8ヶ月働いていますが
実際に同じ店舗で働いていた派遣薬剤師が「使えない」言われているのを何度か目の当たりにしたことがあります。

「使えない」と言われるにはいくつか特徴があると感じます。

また、僕自身それほど仕事ができる方ではないですがそれでも
派遣先の薬局の方から

派遣先の方
派遣先の方
ずっと居てくださいね

と言ってもらえることも何度か経験しました。

今日はその経験を生かして

この記事でわかること

・こんな派遣薬剤師は「使えない」という失敗例8選
・「使えない派遣薬剤師」と言われないためのポイント10選

を紹介していきたいと思います。


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こんな派遣薬剤師は「使えない」失敗例8選

使えない派遣薬剤師になってしまわないようにまずは失敗例について学んでいきましょう。

派遣薬剤師に限ったことではないことも多いですが該当してしまうと正社員の方よりも風当たりが強くなってしまう場合があるので注意が必要です。

使えない派遣1:
「やるべきこと」ではなく「やりたいこと」をしている

求められていないことやその場にふさわしくないことしていると
取り方によっては「何もしていないのと同じ」となってしまい、使えない認定されてしまいます。

例えば「納品を棚にしまう」のは暇なときにすると仕事をしていることになり
「助かる」となりますが

外来が混んでいるときにやると完全に迷惑で
「使えない」となってしまいます。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
仕事はしてるけど「外来をまわす」ことには貢献できていないですね

納品の例は薬剤師をしていると誰しも納得行くかもしれませんが
もう少し踏み込んだ例を挙げると

  • 投薬をして欲しいのに調剤をしている
  • 混んでるからさばいて欲しいのに投薬で世間話をしている
  • 内規で疑義が必要ないのに疑義照会をかけてしまう

などなど。

赤線は「やるべきこと」で青線が「やりたいこと」です。

このようなことを繰り返していると「やるべきこと」に貢献できていないので
使えない派遣というレッテルを貼られてしまうかもしれません。

ここで重要なのは「やるべきこと」とは「求められていること」なので、派遣先によって変わってくるということです。

調剤をすることや患者さんの話をしっかり聞くことは悪いことではないですし、ちゃんと仕事をしています。
しかし派遣先の方が

派遣先の方
派遣先の方
派遣さんには投薬をまわして欲しいな・・・

と思っている場合、ミスマッチが起きてしまいます。

また、本来は疑義照会が必要な例でも門前との申し合わせで後からまとめて連絡したりするようになっている場合もあります。

そんなときに疑義照会するのが本来だからと電話してしまっては迷惑になってしまいます。

自分の「やりたいこと」ではなく求められている「やるべきこと」を意識することが大切です。

使えない派遣2:言い訳が多くて仕事が遅い

やる前に色々言い訳をしてなかなか仕事をはじめなかったり、ひどい場合は他人に押し付ける人もいますよね。

僕が出会った中では

使えない派遣
使えない派遣
私、手先が不器用なんですよ・・・

と言ってメルカゾール(割りにくい)やサムスカ(値段が高い)の半錠をやらない人もいました。

後日来局の一包化の監査を

使えない派遣
使えない派遣
掃除しばらくしてないし掃除しないと!

と言って6時間放置し続けた人もいました。

正直、できない派遣と言われても仕方ないですね。

やるべき事や頼まれたことを問題なくこなしていけばこのような評価にんることは基本ないので安心してください。

仕事の速い遅いも「丁寧に確認しながらやっている」という程度なら何も問題はありません。

「何にこんなに時間がかかるのかわからない」といった感じにならないように意識すればOKです。

使えない派遣3:仕事を放り出して帰る

仕事を放り出して帰る派遣は僕は出会ったことはないのですが、話に聞いたことはあります。

監査の途中でも定時になると中断して監査待ちのところに戻し
そのままタイムカードを切って帰ってしまう

そんな薬剤師がいるようです。

責任感の欠如という面でも「使えない」ですし
時間管理という面からも「使えない」ですね。

1分たりとも残業したくないなら、定時はあらかじめ決まっているわけなのでその範囲で終わるよう仕事を管理するべきだと思います。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
イレギュラーで発生した「疑義照会返事待ち」を申し送って帰る場合や派遣先の人が気を使って「引き継いで帰って良い」と言ってくれているような場合は途中で帰って問題ないこともありますよ

使えない派遣4:自分で決定を下そうとする

  • ある程度経験があって自信のある人や
  • 正社員の頃管、理薬剤師などしていて自分に決定権があった人
  • 前回の派遣先が長期勤務していたため意見が通っていた人

などに多いですが派遣先のルールを無視して自分の思うようにしてしまう人がいます。

判断が正しいかどうかは同じ状況で同じことをしても派遣先によって変わってきます。

「今までこうしていたから」と勝手に判断してしまうのは避けたほうが良いでしょう。

他でどれだけ経験があっても新しい職場に入ったら一から学んでいく姿勢が大切です。

使えない派遣5:ミスが多い

まだ新しく入って間もなくても
社員さんがフォローに回らなければならないようなミスを連発していると「できない派遣」に認定されてしまいます。

派遣先の作法がまだわかっておらず、ミスしてしまうことは初めは大目に見てもらえると思いますが

特に患者さんも関わるようなミスは極力無いように慎重に過ごすのが良いと思います。

使えない派遣6:欠勤が多い

派遣先は基本的に人手不足で派遣を雇っています。

人手を補うために依頼しているのに派遣が欠勤ばかりしていては派遣先に貢献できていないので迷惑になってしまいます。

当たり前のことですが欠勤は極力無いようにしましょう。

使えない派遣7:クレームをよく受ける

はじめは派遣が受付することは少ないので
投薬の時に注意が必要です。

派遣できて間もないとはじめて触る薬もあるかもしれませんが
間違ったことを伝えたりしてしまうとクレームの元です。

わからない場合はしっかり調べたり、丁寧に対応することでクレームを減らすように

また、「この派遣さんは投薬のクレーム受けなさそうだな」と思ってもらえるような態度で接客することが大切です。

使えない派遣8:仕事をやりたくなさそう

初めはどの仕事をして良いのか範囲がわかりにくいとは思いますが

わからなくて初動が遅れるのとなるべく仕事をしないようにしているのは違います。

「この人仕事を避けてるな」というのは伝わるのでなるべくすすんで仕事を取るように心がけましょう。


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使えない派遣薬剤師と言われないためのポイント10選

「使えない派遣薬剤師」と言われてしまう特徴は理解したと思うので

次は使えないと言われなくなるポイントをしっかり抑えて

さらに「使えない派遣薬剤師」から遠ざかりましょう。

ポイント1:派遣先で求められている役割を理解する

「使える派遣」と思ってもらうには派遣先で求められている役割をしっかり理解することが大切です。

派遣先によって派遣に求めてることは様々です。

  • なるべく投薬をしてほしい
  • 投薬は丁寧にしてほしい or さばいて欲しい
  • 監査・投薬メインでして欲しい
  • 調剤も満遍なくして欲しい
  • 門前Drがややこしいので疑義照会は社員に任せて欲しい

などなど。

はじめのうちに

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
どんな感じで働いたらいいですか?

と派遣先の人に確認したり、求人探しの時から派遣エージェントの方にリクエストして

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
調剤も満遍なくできる求人探してください

と伝えるのが良いと思います。

派遣薬剤師は派遣先の社員を助けるために雇われているので
派遣先の社員のニーズを知ることはとても重要です。

ポイント2:自分の役割を果たすことに徹する

求められている役割を理解したら、その役割を果たすことに徹するのが良いです。

求められていない仕事に首を突っ込んで間違っていたりすると迷惑になりますし
首を突っ込んでいる間、求められている役割はおろそかになっていることになります。

時には役割を果たすことが馬鹿らしくなる場面もあるかもしれませんが
役割を果たすことに徹し続けると道が開けることもあります。

例えば

僕が以前お世話になった派遣先の中には、派遣に冷たい態度のところもありました。

こちらも冷たい態度を返していく事も出来ましたが
ひとまず人間関係は気にせず自分の役割を果たすことに徹した結果

だんだんと派遣先の人も心を開いてくれ、嘘のように優しく接してくれるようになりました。

別の派遣先に変わって1年経ちますが今も飲みに誘ってくれるます。

このようにまずはしっかり役割を果たして派遣先の貢献していくと「使える派遣」という扱いになり

誰も「使える派遣」に対して冷たい対応はしなくなります。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
最初から仕事も覚えて、人間関係もうまく馴染もうとすると大変疲れるので初めは感情に左右されず、やるべきことを考えると精神的にも楽になるよ

ポイント3:速さを求めすぎない、ミスなく行う

調剤・監査・投薬など速さで劣ってしまっていることが初めは気になってしまいますが

あまり速さは気にしなくて大丈夫で、ミスを減らすことの方が重要です。

  1. 社員とほとんど変わらないスピードでできるが5回に1回ミスをする派遣
  2. 社員の3分の2のスピードだがミスがほとんどない派遣

この2人を比べてみると明らかに②の方が「使える派遣」です。

いくら早くてもミスをしてしまうと社員の方がフォローに回らなければならなかったり
やり直すのに時間がかかったり、在庫のロスがでたり

少し遅くてもミスの少ない方が結果的にストレスなくスムーズに行えるので
評価が上がりますし結局たくさんさばけたりします。

少し遅いのも丁寧にしていれば問題ないどころかむしろ高評価です。

ポイント4:小さな手助けを積み重ねる

派遣薬剤師は基本的に薬剤師業務をすることが多いですが
例えば

  • ちょっゴミ捨てを手伝ってみたり
  • 投薬の時使うビニール袋を補充してみたり

自分がしても良いと思う範囲で小さな手助けをしていくとより貢献できて良いです。

まず自分の役割を果たしてからのことではありますが、余裕が出てきたらチャレンジしてみると良いと思います。

ポイント5:自分の常識で動かない

常識というのは実はところ変わればかなり変わってきます。

「普通はこうする」と自分は思っていても派遣先によっては違うことはよくあります。

なので自分の中の常識を疑って当たり前のことでもなるべく「派遣先ではどうしているか」確認することが大切です。

間違っても自分の常識を押し付けてはいけません。
貫き通してもいけません。

郷に入っては郷に従えの言葉の通り
派遣先に合わせていくのが大切です。

かといって全て聞いていてはお互い面倒だと思うのでオススメは
社員さんの動きをそれとなく観察することです。

自分の常識はこうだけどみんなはどうかな?と考え実際社員さんがどう動いてるか確認して擦り合わせていくと良いと思います。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
もしかしたら「薬剤師として譲れない部分」で食い違っている場合もあるかもしれないのでそんな時は概ねは派遣先の常識に合わせつつ支障のない範囲で自分の常識を織り交ぜていくのも良いかと思うよ

ポイント6:経験は必要な時だけ出す

初めは特に知識や経験を出してきて「できる派遣」が来たなと思ってもらいたいかもしれませんが

正直あまり求められていない事も多いです。

今ままであなたがいなくても派遣先は成り立って来ているわけで、入ってきてすぐに知識や経験を求められる事って少ないです。

もし何か知識や経験を話す場面があるとすると

  • 派遣先の人が判断できず困っている場合でかつ自分が確実な答えを持っている場合
  • 意見を求められた場合

ぐらいにとどめておくと良いと思います。

まずは業務をしっかりこなしていけるようになる事が大切です。

ポイント7:投薬は状況を見つつ丁寧にしっかりとやる

自分から経験や知識を披露して「できる派遣」になるのはオススメしませんが

あまり自分の実力を示さないでいると「使えない派遣」って思われない?

と思う方も多いと思います。

そんな時に力を入れるのが投薬です。

派遣先の方も最初は

派遣先の人
派遣先の人
この派遣さんどんな人なんだろう?

と気になっています。

実は投薬でどんなことを話しているかも注意して聞かれていたりします。

ちょっと恥ずかしいですがチャンスでもあります。

投薬なら服薬指導という形で知識を話しても嫌味になったりしませんし、患者さんによっては喜んでくれます。

さらに聞いている社員の方にも経験を知ってもらって評価してもらう事ができますね。

あまり知識がないという方も

投薬を丁寧にしっかり行う事で

派遣先の人
派遣先の人
ちゃんとした派遣さんだ

と思ってもらいやすいのでオススメです。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
ただし、忙しい時に自分の評価欲しさに時間をかけすぎると逆に迷惑なので注意が必要だよ

ポイント8:手が空いたら「やる事ありますか?」と確認する

忙しい派遣先でもふと手の空く瞬間があるかと思います。

休憩したい気持ちもわかりますが派遣としては
「手が空いたので何かやる事ありますか?」と確認する事が大切です。

そうする事でより自分の役割も理解できますし

社員さんは外来の手が空いてもなんだかんだ雑務をしている事が多いので派遣だけぼーっと立っているのはおかしいですよね。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
慣れてくると今は雑務もなく、何もやる事がないのは明らかとわかってる時もあるけどそれでも一声かけるようにするのが良いよ

「今は何もないです」と言われたら休憩するチャンスなので存分にぼーっとしましょう。

ポイント9:わからない科がある時は正直に伝える

派遣で新しい薬局にいくと経験したことのない科に遭遇することもあるでしょう。

特に不安がなければ良いですが、わからなくて不安なら隠さず派遣先に伝えておきましょう。

特徴的な処方は事前に教えてくれたりフォローしてくれたりする場合があります。

初めての科の場合初歩的な質問をしてしまう事もあると思いますが、事前に伝えていないと
「こんな事も知らないの?」と思われてしまうかもしれません。

隠そうとせず、先に伝えておいて、処方を見ながら勉強していくのが良いと思います。

ポイント10:自分の得意分野に合わせた派遣先を選ぶ

「使える派遣」か「使えない派遣」かはポイントを抑えていく事でかなり改善していきますが自分の得意分野に合わせて派遣先を選ぶことも大切です。

同じ人でも派遣先によって「使える派遣」と判断されたり「使えない派遣」と判断されたりする場合があります。

調剤が得意な人もいれば投薬が苦手な人もいるでしょうし皮膚科は得意でも小児科は苦手な人もいると思います。

どうしても苦手分野でいくと初めは「使えない」と思われてしまう事があるので

自分の得意分野に合わせた派遣先を選ぶことは重要です。

派遣エージェントの方と話す時に自分の得意不得意、やりたい事やりたくない事をしっかり伝えてそれに合わせて求人選んでもらうと良いと思います。

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
苦手を克服したい場合もあるだろうから得意8割苦手2割くらいの求人を探したりするのも良いね

まとめ

「使えない派遣」と言われてしまわないか不安に思う気持ちもわかります。

しかし

派遣先の人
派遣先の人
派遣で色々回っているからさすがですね
派遣先の人
派遣先の人
派遣の人はみんなこんなに仕事ができるんですか?
派遣先の人
派遣先の人
ずっと居てくださいね

など嬉しい言葉をもらって励みになる事もあります。

「使えない」と言われることを恐れるより、あまり敏感になりすぎずにしっかり自分の仕事をこなしていくと精神的にも楽に「使える派遣」になって行けると思います。

「使える派遣」になってしまえば派遣薬剤師は

  • 時給が良い
  • 希望に合わせて求人を選べる
  • 会社のいいなりにならないで良い

などなどメリットが多く自由になれます。

僕も派遣になってからかなり精神的にも楽に解放されて仕事をする事が出来ています。

転職は負荷も大きいですが
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