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【無料あり】漫画アンサングシンデレラ第2巻を現役薬剤師が読んだ感想【ネタバレ、名言あり】

こんにちは。派遣薬剤師のひでです。

今日は2020年4月からドラマが始まる

漫画「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」

の第2巻を読んでみたので

この記事でわかること

・第2巻の感想、あらすじ
・第2巻の名言集
・アンサングシンデレラを無料で読む方法

を書いていこうと思います。

第1巻の感想などはこちら

【無料あり】漫画アンサングシンデレラ第1巻を現役薬剤師が読んだ感想やタイトルの意味、登場人物、名言を紹介こんにちは。派遣薬剤師のひでです。 今日は2020年4月からドラマ化が決まっている 漫画「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 ...

なお、この記事はネタバレを含みます。



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漫画アンサングシンデレラ第2巻の感想、あらすじ

全体的な感想としては

漫画アンサングシンデレラ第1巻は比較的感動的に患者さんを救う内容が多く、ウルウルくる場面も多かったですが

第2巻はもう少し現実的な内容になってきたなって感じです。

「現実的な内容」を具体的に言うと

  • 薬剤師の生き様
  • 全ての薬剤師が患者ファーストできない理由
  • 金銭的な理由で薬を続けられない患者さんの例

などです。

第1巻では

「医師に意見できて、患者さんの治療に活躍できる薬剤師すごい!」

といった理想の薬剤師像をセンセーショナルに描き

第2巻では

もう少し落ち着いて

「現実の薬剤師」「現実の患者さん」

を描いている印象です。

現実は理想ばかりが広がっているわけではなく、ありふれた無味なものも多いのです。

理想ばかりを描いていてもお腹いっぱいになってくるので第2巻で堅実に現実を描いてきた作者の荒井ママレさんはすごいと思いました。

とはいえそんな現実の中でも主人公の葵みどりさんは患者さんのために一生懸命全力を尽くしています。

「地味だけど大切なこと」がしっかり描かれているので面白い第2巻に仕上がっていると思います。

それぞれのお話ごとにざっくりあらすじと感想を書いていきます。

第6話のあらすじ、感想

第6話あらすじ

冒頭に主人公の葵みどりが大学時代の友人と飲み会をするシーンでそれぞれ就職先が違う中

「病院薬剤師は忙しいし、給料も低くて大変ね」といった感じになってしまいます。

みどりは「でもやりがいがあるし・・・」と反論しますが受け入れてもらえない形で飲み会が終わります。

シーンは変わって医薬品の棚卸し(数を数える)シーン。

仕切っているのは薬局から病院に転職してきた薬剤師の刈谷さんです。

棚卸しでは在庫金額もわかるのでコストカットのため刈谷さんは医師に不必要な薬の処方をやめるよう戦います。

医師は「患者さんに必要な薬だから」と言います。

刈谷さんは「在庫金額が上がれば経営が悪化して病院が潰れるかもしれない。病院が潰れて一番困るのは患者さんです」

コストカットも病院薬剤師の役割と引き下がりません。

みどりはその姿を見て「忙しいとか低い給料とかいう理屈ではなくそれぞれの理由で薬剤師は働いている」と感じます。

そして「この職場で学ぶこそはまだまだありそう」と病院薬剤師で働らくことは悪くないと再確認して第6話が終わります。

率直な感想としては「例が悪かったな・・・」と言う感じです。

コストカットするための不必要な処方の例が

風邪に対する「抗生物質の使用」だったら

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
不必要だ

→「不必要な薬の在庫で経営が圧迫されて病院が潰れたら患者さんに迷惑」

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
その通りだ

となるのですが・・・

例に出されていたのが「親知らず抜歯後の抗生物質の使用」だったので

派遣薬剤師ひで
派遣薬剤師ひで
それは飲んでてもいいんじゃ・・・

となってしまいました。

ガイドラインで必要ないと言われているのはわかるのですが結構腫れの引かない患者さんも多いし・・・

でも伝えたいことは素晴らしくて大好きです。

・給料が低いとか忙しいとかではなく「患者さんのために」を実現していくために職場を選んでいる

・医師も患者さんのためを思って薬をだす。薬剤師も患者さんのためを思って在庫を減らす。つまりみんな患者さんのために働いている

ガイドラインを把握して最新の医療を取り入れよう。

などなど。

理屈ではない選択をする人生って少し憧れますよね。

第7話のあらすじ、感想

第7話あらすじ

新しく入院してきた患者さんの今まで飲んでいた薬を確認する葵みどり。

薬の用法が間違っていることや割ってはいけない薬が割られていることに気づきます。

本来は医師に問い合わせて正したり、適切な在庫をしれたりしないといけません。

「これをチェックした薬局薬剤師は何してるの!?」と薬局に電話をかけ問いただします。

薬局薬剤師は「ずっと同じ処方だし、次から直すのでいいでしょ」といった態度です。

患者さんに薬の用法が間違っていることを伝えても

「生活上の理由で薬局は他にないから」と言われてしまいます。

どうにも納得いかないみどりは薬局に乗り込んでいきますが

そこで忙しくて手が回らないせいで正しいことをできない薬剤師の姿を目の当たりにし

「そっちの理想を振りかざすな」と言われてしまったところで第7話は終了です。

続きは第8話に続きます。

感想としてはこれも伝えたいことはわかるけど例が悪い・・と思いました。

薬剤師の方なら共感してもらえると思いますが、在庫がないからといってアダラートCRを半分にして患者さんに渡すってどんなに忙しくてもありえないです。

患者さんに説明して在庫を揃えてからのお渡しになるはずです。

患者さんはとても忙しくて夜しか薬局に来れない設定でしたが、週3回透析をしているので仕入れてから透析クリニックに薬を届けておけばOKです。

薬の手持ちもたくさんあったので薬がゼロになることもありません。

こんな感じで少し現場の薬剤師としては物申したいところもありますが問題提起としてはとても良いテーマだと思います。

  • 忙しくて患者ファーストができない
  • 患者さんにも薬剤師にもそれぞれの事情があって理想の医療に行き着いていない

こういう状況って世の中にたくさんあります。

ここに切り込んでいくのはとても面白いと思いました。

第8話のあらすじ、感想

第8話あらすじ

「そっちの理想を振りかざすな」と葵みどりにいってしまった薬局薬剤師の小野塚くんですが

実は「患者さんのために働く」という同じ理想を描いて薬剤師になっていました。

しかし、勤務が過酷で勉強する時間も取れず、いつしか疲れ果ててしまいます。

一方、葵みどりも「明らかに問題があるのにどうにもできなくてつらい」ともどかしさを感じています。

その様子を見た先輩薬剤師の瀬野さんが気を利かせて小野塚くんを葵みどりが発表を務める症例報告会に誘います。

みどりの発表を聞いた小野塚くんは自分の描いていた理想を少し思い出します。

小野塚くんが退院して久しぶりに来局した患者さんに「体調どうですか?」の一言を繰り出すシーンで第8話は終わります。

感想としては「かなりリアルな現状を描いている」と思いました。

自分なりの理想を思い描いて資格をとる薬剤師も結構たくさんいます。

しかし、いざ働き始めると日々の生活や業務に理想が埋もれていってしまうことってよくあります。

放っておくと理想がすっかり色あせてしまうので時々磨いてはまた生活に埋もれを繰り返して、そんな現状と戦っている薬剤師は結構多いです。

やっぱり患者さんのために働くこと、薬剤師として実力を上げることはやりがいにつながり活力的に働くことができます。

活力的に働くことで生活も安定してくると思うので理想を磨いていくのは大切だと思いました。

第9話のあらすじ、感想

第9話あらすじ

葵みどりの務める病院では身だしなみの乱れを正す接遇委員がいます。

みどりの苦手な同期が接遇委員に加わり

「服装や髪型で個性を出し過ぎ。患者さんが不快に感じる」

と注意を受けてしまいます。

みどりも「規律の範囲で個性を出している。患者さんに覚えてもらって親しんでもらうためにやっていること」と反論します。

接遇委員の上司が「どちらも患者さんのことを思えている。どちらも正しい」

といったことを言われてその場は収束しますが

2人のバトルは続いていきます。

身だしなみの大切さを描いた話ですが

感想としては「みどりに1票」って感じです。

特に女性の場合は医療現場にたくさんいるので少し個性があったほうが患者さんが「あの人と話したい」と思った時探し出しやすくて良いと思います。

正すだけが身だしなみじゃないと感じました。

第10話のあらすじ、感想

第10話あらすじ

売れない漫画家の患者さんが狭心症で入院してきます。

なぜか治療に積極的じゃない患者さんでしたが、その理由が経済的な理由によるものと分かりました。

売れない漫画家で奥さんのお腹に赤ちゃんもいるので狭心症予防のお薬を続けて行けそうにないのです。

葵みどりは患者さんに「若い薬剤師に生活の苦しさなんてわからない」と言われながらも

医師と相談し、薬をなるべく経済的負担の少ないものに変更します。

感想としては実際に経済的な理由で薬を続けていくことが厳しい患者さんは結構たくさんいるので重要な問題提起だと思いました。

薬の値段についてはなかなか言い出しにかかったりするので医師、薬剤師と相談するのが当たり前になっていくと良いと思います。

漫画アンサングシンデレラ第2巻の名言集

第2巻にも名言たくさんありました。

2個選んで紹介します。

・・・病院の外でも

そっちの理想振りかざすんじゃねーよ

院外の忙しい薬局に勤めて理想を見失っている薬剤師の小野塚くんが

乗り込んでいった主人公の葵みどりに放った一言です。

理想に近づけない悔しさとそこをみどりに責められた辛さ、理想に近づこうと努力できているみどりへの嫉妬に近い怒りがこもった複雑なセリフだと思いました。

でも明らかに問題ある状況なのに

どうしたらいいかわからなくてつらいです

薬局に乗り込んでいった後に小野塚くんの苦労も知り、患者さんの事情も知った主人公が悩むシーンです。

理想ばかり追いかけてられない現実と向き合い、成長する機会になりました。

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