こんにちは。派遣薬剤師のひでです。
今日は２０２０年４月からドラマが始まる
漫画「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」
の第３巻を読んでみたので
・第３巻の感想、あらすじ
・第３巻の名言集
・アンサングシンデレラを無料で読む方法
を書いていこうと思います。
第１、２巻の感想も書いています。
そして第4巻の発売日予想はこちら
ちなみにこの記事はネタバレを含みます。
目次
漫画アンサングシンデレラ第３感の感想、あらすじ
第1巻でセンセーショナルに薬剤師の活躍を描かれ
第2巻では少し落ち着いた現実の薬剤師、患者が描かれていましたが
第３巻は医療の本質にせまる内容になっている印象です。
医療の作品で避けては通れない重めの話題ですが、しっかり向き合ってそこに愛を感じられる巻でした。
何度ウルウル来たかわからないくらい感動的なお話に仕上がっています。
あらすじと感想をざっくり書いていきますね。
第１１話のあらすじ、感想
物語ではインフルエンザの時期に入ってきて病院もかなり忙しいくなっています。
しかし患者さんの家族さんが「タミフルは怖いから他の薬に変えて欲しい」と言いますが
忙しくて対応していられない薬剤師の羽倉くんは「タミフルは怖くありません」の一点張り
見かねた主人公の葵みどりが注射薬への変更を提案し事なきを得ます。
忙しくてもしっかり患者さんと向き合わなければいけないと学んだ羽倉くんでした。
感想としては、正直この第３巻の中では脇役の回になってしまった印象です。
とはいえ「事実を伝えるだけでなく、患者さんの気持ちに寄り添うことが大切」という教訓が詰まっていて内容自体はとても重要なことだと思いました。
第１２話のあらすじ、感想
「人はいつか死ぬ」
大好きな祖父が末期の胃がんと発覚し、思い悩む１３歳の女の子は
食事も取れず病院に運ばれてしまいます。
女の子が一番気がかりなのは祖父に告知をしていないこと。
「おじいちゃんは死ぬってわかってるのに嘘ついて治療を受けさせてる」
と自己嫌悪と不信感で自分の治療に対しても消極的です。
感想としてはかなり重たい話題に挑戦してきたな・・・
といった感じです。
おじいちゃんに対する女の子の愛情が所々に見られるのでさらに読んでいて辛くなりました。
「人はいつか死ぬ」という誰もが向き合わなくてはいけない話題を議題にあげた第１話目です。
第１３話のあらすじ、感想
「抗がん剤ってすごく辛いんでしょ」
「やる意味ないっていう人もいるのに嘘ついておじいちゃんにやらせてる」
と女の子はとても辛そうにしています。
家族も「第二の患者」になり得ると
臨床心理士が息子さん（女の子のお父さん）を説得し、おじいちゃんに告知することが決まります。
こうして家族がやっと同じ方向を向いて歩んでいくことになりました。
最近は告知をすることが主流になっていますが
告知の重要さを学んだ１話でした。
長い間一緒に過ごしてきた家族の最期のときに嘘をついて終わるっていうのは後悔を抱えてしまいそうですよね。
おじいちゃんも「よそよそしいからおかしいと思った」と言っているように態度に出てしまってギスギスするのももったいないです。
限られた時間を大切に過ごしていくことが大切だなと思いました。
第１４話のあらすじ、感想
抗がん剤の１クール目が終わり、おじいちゃんは一度退院します。
料理人をしている飲食店で元気そうにお客さんと話しています。
しかし、抗がん剤の副作用で食欲が落ち、４クール目に入ったところでガクッと体重が落ちてしまいます。
抗がん剤治療の今後の方針を医師と薬剤師で相談していた矢先
おじいちゃんは肺炎を引き起こして再び入院となります。
日常生活に戻り元気なおじいちゃんと、抗がん剤の副作用に苦しむおじいちゃんが描かれていて複雑な気持ちになります。
医師と薬剤師で患者さんをより良くするために言い争うシーンはやはり胸が熱くなりますが
肺炎も引き起こしてしまってとにかくおじいちゃんが心配になる１話でした。
第１５話のあらすじ、感想
おじいちゃんはひとまず肺炎の治療に専念することになりますが
しばらくするとがんの痛みを抑えるための医療用麻薬を使い始めます。
延命を希望しないおじいちゃんに病院食は味気ないだろうと
お父さんは煮物と日本酒を振る舞います。
酒を酌み交わしながら「親子水入らずの会話」で絆を再確認します。
そしておじいちゃんはみんなに見送られます。
「患者さん本人や家族のために何ができるか」その問いに必死に答えていくのが医療従事者なんだと感じました。
漫画アンサングシンデレラ第３巻の名言集
今回もまたたくさんの名言が出ています。
３個紹介していきます。
治療は患者さん本人のものです
いつでもあなたが選択できるものですから
告知をした時に医師がおじいちゃんにかけた一言です。
どんな選択も本人が選ぶのであれば正解で、全力でサポートしていく姿勢が表れています。
この一言のおかげでおじいちゃんは頑固にならず抗がん剤治療に踏み出すことができました。
「どう死んでいくか」って
「残りの日々をどう生きるか」ってことと同じでしょ
先輩薬剤師の江林さんが痛みの緩和の重要性を説明するときの一言です。
全ての人にいますぐ当てはまる名言だと思います。
ずっと考え続けるしかないんだ
患者さんのために何ができるか
自分の無力さに打ちひしがれる主人公、葵みどりに先輩薬剤師江林さんがかけた一言です。
「自分が無力なのかどうか」この問いに結論を出すのはいつも早計で、ずっと考えて努力し続けるしかないんですね。
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