こんにちは。派遣薬剤師のひでです。
今日は薬剤師単発派遣の情報をあれこれお伝えします。
・単発派遣したいけど疑問や不安がある
こんな風に思っている方がいたら必見の内容になっているのでぜひ読んでみてください。
もしも「この記事に載っていない疑問や不安がある!」という方はコメントしていただくと追記させていただきます。
なんでも聞いてください。
この記事を書いている僕ですが
現在、派遣薬剤師になって1年11ヶ月目です。
今ままで単発の派遣も合わせて7つの派遣先を経験しています。
派遣会社にも7つ登録しており、その経験を元に記事を書いています。
派遣エージェントの方とも交流があるので大体のことは調べることができると思います。
薬剤師の単発派遣は転職するわけではないですし、様々なメリットがあるので
できるようになっておくと色々な場面で便利です。
とはいえ
とはならないと思うのでぜひ色々知って、考えてみてください。
この記事を参考として利用していただけると嬉しいです。
目次
そもそも「薬剤師の単発派遣」ってどんなもの?
普通に正社員やパートで働いていると派遣薬剤師のことはよくわからないですし
さらに単発となると得体の知れないものですよね。
なんとなくのイメージで「単発アルバイトみたいなものかな?」と思っている方も多いと思いますがそのイメージでだいたい正解です。
薬剤師の派遣には
- レギュラー派遣
- 単発派遣
の2つの形態があります。
・週40時間、土日祝日は休日
・契約期間3ヶ月
・勤務時間9:00〜18:00
といった感じで期間を決めて継続勤務する派遣の形態
基本的にレギュラー派遣は正社員やパートと同じように同じ派遣先に契約した期間出勤するといった形です。
・◯月◯日、9:00~18:00、◯◯薬局
といった感じで希望した日のみ勤務する派遣に形態
継続した期間の契約にはならず、選んだ日のみ出勤するような形です。
メールで求人を紹介してもらうのですが
例えば
どれも9時〜18時です。
といった感じで連絡が来るので
といった感じで勤務ができます。
勤務が終わるとシフトをFAXなどで提出し、翌月指定した口座に振り込まれる。といった流れです。
レギュラー派遣も単発派遣も派遣会社に登録して、その派遣会社が派遣先と契約するという形になっています。
派遣薬剤師は派遣先と直接契約しているわけではないので転職歴にもならず安心です。
薬剤師単発派遣のメリット、デメリット
薬剤師の単発派遣はまさに「ローリスクハイリターン」「多メリット少デメリット」です。
それぞれ紹介していきます。
薬剤師単発派遣の7つのメリット
薬剤師単発派遣のメリットは
- 転職するわけでは無いので始めやすい
- 派遣なので時給が高い
- 定期で働かなくてOK。必要な時だけの気まぐれ勤務
- 勤務時間も色々。半日でもOK
- 単発勤務なのでややこしい事は任せられない
- 人間関係を気にしなくて良い
- 普段と違う処方でスキルアップになる
といった感じです。
それぞれ説明すると
メリット1:転職するわけではないので始めやすい
いくら派遣に興味があっても転職には抵抗がある場合も多いですよね。
単発なら今の職に影響のないまま勤務することができます。
メリット2:派遣なので時給が高い
派遣なので時給は高いです。パートの1.5倍程度が相場です。
大阪でも3000円〜3300円くらいはたくさんあります。
ただし、派遣薬剤師の時給は地域によってかなり違ってきます。
気になる方はどこの地域が時給が高い?地域別平均時給も読んでみてください。
だいたい平均時給プラス100円〜200円くらいの求人は簡単に見つかります。
メリット3:必要な時だけの気まぐれ勤務でOK
単発の派遣なので1日だけ働いて終了です。
「毎月働かなけらばならない」といったことも無く
かなり都合よく働けます。
メリット4:勤務時間も色々
「あまり長時間働きたくない」場合でも安心です。半日勤務〜求人があります。
もちろん1日がっつり働きたい方もOKです。
メリット5:ややこしい仕事は任せられない
その日だけの勤務なので難しい仕事を覚えていくような事はできません。
基本的な調剤・監査・投薬のみの勤務内容が多いです。
メリット6:人間関係を気にしなくていい
単発勤務なので「よろしくお願いします!」「ありがとうございました!」と軽い雑談で終わります。
人間関係が苦手でも安心です。基本的に人手不足のところに派遣されるのでいじめられたりするヒマもないです。
メリット7:スキルアップになる
「簡単な事しか任せられないからスキルアップにならない」という人もいますが、実際はそんな事はありません。
結構目新しい処方に出会うことも多く、知識の幅が広がります。
薬局によって作法も色々なので対応力も身につきます。
といった感じです。
単発特有のメリットもありますが、レギュラー派遣と共通する部分もあるので気になる方は派遣薬剤師のメリット、デメリットは?も読んでみてください。
薬剤師単発派遣のデメリットは?
薬剤師単発派遣のデメリットは
- レギュラー派遣よりは求人数が少ない
- 初めて行く派遣先だと道順チェックが必要
- 慣れないうちは気疲れするかも
といった感じです。
それぞれ説明すると
レギュラー派遣よりは求人数が少ない
例えば「薬剤師が1人辞めてしまった」といった場合
急遽その穴を埋めるには
単発派遣では入って欲しい日が全て埋まるとは限らないので
レギュラー派遣で働いてもらった方が派遣先としては安心です。
単発派遣で求人が出るのは
- レギュラー派遣も正社員やパートも見つからない
- なるべく穴を埋めたいけど、もし埋まらなくてもなんとかなる
- たまたま特定の日だけ人が欲しい
といった場合なのでレギュラー派遣よりは求人数が少ないです。
単発派遣は求人数が少なめなので派遣会社に登録すれば「たくさん求人が溢れている」という状況ではないです。
解決策としては複数の派遣会社に登録して求人を探してもらうことです。
詳しくは後で説明しているので読み進めてください。
初めて行く派遣先だと道順チェックが必要
普段働いている勤務先だと道順がわかっているので通勤も安心ですが
単発派遣では初めて行く場所の場合もあると思うので道順をしっかりチェックして間違えないようにする必要があります。
少し早めに家を出たりする必要があるので慣れ親しんだ職場の場合よりは大変です。
慣れないうちは気疲れする
単発派遣を何度か経験すると初めての勤務先でもいつも通り勤務できるのですが
慣れないうちは気を遣ってしまって疲れるかもしれません。
業務内容としては基本的な調剤・監査・投薬なので特別大変ではないですが
「初めての環境」という状況に疲れてしまいます。
僕も派遣になって間もない頃は新しい派遣先に行くと疲れやすかったですが
3つ、4つと派遣先を経験していくうちに「初めてに慣れる」という状態になっていきます。
今では初日から普通に勤務することができます。
ですので何度か単発派遣を繰り返していくことで解決していくと思います。
薬剤師単発派遣はこんな人におすすめ
単発派遣がおすすめな人はこんな人です。
- パートで働いているが休みが多い月は収入が落ちて困る
- 正社員で働いているが収入を増やしたいor小遣いを稼ぎたい
- 親の介護などで定職に就けない
- 家族が子供を見てくれるのが土日で不定期
- 祝日で連休があると1日持て余してしまう
- いろんな薬局を経験してみたい
- 収入をあげたいが転職は勇気が出ない
- 派遣薬剤師が気になるのでお試しで体験してみたい
などなど。
単発派遣は派遣会社に登録するだけで面倒な手続きがなく、始めやすいのでいろんな人の悩みに柔軟に対応してくれます。
パート薬剤師をしていると
- 冬場で子供が体調崩して出勤できなかった
- 年末年始休みのせいで収入ガタ落ち
- ゴールデンウィークで出勤が減ったので今月ピンチ
といったことが定期的にやってきます。
仕方のないことではありますが「給与明細や振込額を見てがっかり」と言うことも多いですよね。
単発派遣ならそんなピンチの月だけ、足りない分だけ働くことができます。
しかも時給はだいたいパートの1.5倍程度なので労働時間自体は少なく、コスパよく稼ぐことができます。
単発派遣は働くママの味方です。
詳しくは【パート薬剤師に朗報】給料の少ない月は単発派遣で稼ごうを読んでみてください。
正社員で働いていても
「もう少し年収を増やしたい!」
「小遣い程度の増収があるとありがたいな」
「でも毎週定期的に働くとなると体力的に辛い・・」
「シフトがバラバラだから定期で別のシフトは入れられない・・」
といった方には単発派遣がとても相性が良いです。
何と言っても
- 働きたい時に働きたいだけ働いて
- その後は何事もなく辞めることができ
- そしてまた必要なら働くことができる
単発派遣はこんな感じなので正社員で働きながらでも
体力やシフトと相談しながら収入を増やすことができます。
正社員で単発派遣をした場合の収入をシミュレーションしてみてた記事があるので興味のある方は読んでみてください。
【シミュレーション】薬剤師正社員が単発派遣でどれくらい収入UP?
さらに
- 親の介護などで定職に就けない
- 家族が子供を見てくれるのが土日で不定期
- 祝日で連休があると1日持て余してしまう
といった方は不定期+働けるのが土日祝というのが悩みだと思いますが
単発派遣は不定期でOK、求人があれば土日祝OKです。
親の介護をされている方もデイサービスにあずけるタイミングがあったり
他の人と交代で介護をするように状況が作れる場合はその日のみ単発派遣で働くことができます。
連休や家族が子供をみられる日も事前に日程がわかっていればその日に合わせて単発派遣をいれておけば良いと思います。
いろんな職場を経験したい方も単発派遣はおすすめです。
「今のところにずっといるから他で働けるか不安」
「いろんな処方見てみたい」
「他の薬局ってどんな感じだろう」
こんな風に感じていても職を転々とするわけにはいかないので単発の派遣は都合がいいです。
1日だけの勤務もあれば複数日の勤務もあるので1日だけではわからなかったことも複数日勤務していると見えてきて、良い経験になる。といったことも多いです。
「しっかり数ヶ月かけて経験したい」のであれば思い切って派遣薬剤師に転職してみるのも良いと思いますが
「転職までは勇気が出ない」という方も多いと思うのでひとまず単発派遣で経験してみると良いと思います。
こんな人は薬剤師単発派遣やめておこう
単発派遣やめといたほうが良いと思う。という人は
- ブランク明けで右も左も分からない
- 調剤経験が浅く、一通りの業務ができない
- 単発だから適当に働いて良いと思っている
こんな人です。
ブランク明けの場合は
まずは業務を思い出すところから始まると思うので
「思い出している間に1日が過ぎて何もできなかった」では派遣先も困ってしまいます。
ブランク明けで、少ない時間数から働きたい場合はレギュラー派遣かパートとして復帰するのをおすすめします。
「ブランク明けでレギュラー派遣でも大丈夫なの?」と思うかもしれませんが
レギュラー派遣の場合は契約期間が最低2~3ヶ月はあるにでその間にある程度思い出して派遣先に貢献できるようになっていれば問題ないです。
詳しくは派遣薬剤師はブランクがあっても働ける?注意点と心構えも解説を読んでみてください。
調剤経験が浅く、一通りの業務ができない場合は
まず正社員かパートで一通りの業務ができるようになってから派遣での就業を考えると良いと思います。
派遣薬剤師はバリバリ仕事ができないとなれない訳ではないですが
何もできないところから育ててもらう場でもない感じです。
単発だから適当に働いても良いと思っている方はあまりいないと思いますが
1日だけの勤務でもしっかり仕事をするという気持ちを忘れずに勤務に望むことが大切です。
薬剤師単発派遣の不安を解消
単発派遣を始めるに当たって様々な不安があると思います。
よくある不安に関して回答してみました。
もし「他にもこんな不安があるんだけど・・」という場合はコメントもらえると追記させていただきます。
よくある不安1:派遣は即戦力じゃないといけない?
と思う人はとても多いと思います。
僕も派遣で働くまではとても不安で勇気がいりましたが
実際に働いてみてすごくレベルの高いことを求められているわけではないと感じすごく安心しました。
具体的には「普通に調剤・監査・投薬ができる」というレベルで大丈夫です。
時々わからない薬が出ても大丈夫です。
薬局が変われば扱っている薬も違うので社員の方もそれは理解しています。
聞けば教えてくれますし、長年いる社員さんと同じレベルで働くことは要求されていません。
派遣を募集するところは人手不足なところが多く
人手不足な環境で働いていると疲弊してきますよね。
そんな「社員さんを手助けして疲労を少し軽くする」というイメージで働くと良いと思います。
「通常の調剤・監査・投薬を少しゆっくりでもいいので着実にこなしていく」
これがレギュラー派遣でも単発派遣でも求められている即戦力の内容です。
そんなにハードルの高いものではないですよね。
詳しくは【心配無用】派遣薬剤師は即戦力じゃないとダメ?必要なスキルを紹介を読んでみてください。
よくある疑問2:派遣に対して「風当たり」が強かったり「いじめ」があるんじゃない?
・社員より下に見られてるんじゃ・・
・肩身の狭い思いして勤務ないといけないのかな・・
・冷たい態度を取られたりいじめられたりするんじゃ・・
こんな風に不安に思う方も多いと思います。
人間関係のことなので絶対にないとは言い切れないですが
自分が社員で働いていたとして職場に派遣社員が来た場合を想像してみた時
派遣社員をいじめたり冷たい態度をとったりしないですよね?
つまり絶対にないとは言えないけどほとんど起こりえないことなのです。
僕は今まで単発派遣合わせて7つの派遣先を経験してきましたが
大多数の派遣先の態度としては
「他社の人間として客人のように扱ってくれる」といった感じです。
冷たくあしらわれたり見下されるなんてあり得ないです。
もし仮に冷たい態度を取られたとしても単発なら1日のことですし
普通に接してくれる人もいるのでその人に色々教えてもらいながら1日過ごしたら大丈夫です。
そもそも人手不足で暇な時間がない場合が多いので真っ向からいじめられるような時間もないと思います。
なので怯える必要は全くなく、自分も「他社から応援に来た人間」として
礼儀をもって接していけば特に問題なないと思います。
僕が今まで経験した7つの派遣先での風当たりを体験談として
派遣薬剤師への風当たりは強くない!【7つの派遣先の裏付けあり】にまとめているので
気になる方は読んでみてください。
もしレギュラー派遣を視野に入れている方がいましたら、レギュラー派遣でのいじめに対する対策なども書いているので
【対策あり】派遣薬剤師のいじめ・差別は脅威じゃない!5つの理由を解説も読んでみてください。
すごく忙しくて大変なんじゃないか
と不安に思う方も多いと思います。
確かに派遣は人手不足のところに行くので暇な職場はあまり無いと思います。
しかし、疲れ果ててヘトヘトになってしまうところも珍しく、想像しているほど過酷な状況にはなりにくいと思います。
派遣先でもともと働いている社員さんもいるので社員として働いていても経験したことのあるくらいの忙しさのところが多いです。
少しでも忙しい求人を避ける方法としては
- 時給の高すぎる求人を選ばない
(平均時給+100円くらいの求人まではそれほど忙しくない) - 日祝、遅めの時間など人が集まりにくい時間帯に勤務する
- 求人を希望するときに忙しすぎるところはNGとはっきり伝える
とった感じです。
時々忙しすぎる職場もありますが、そんな所は人が特に集まりにくいので時給が高めに設定されています。
とにかく稼ぎたいから。と高時給すぎる求人を選んでしまうと辛い思いをしてしまうことがあるので注意が必要です。
だいたい平均時給くらいの時給で募集しているところは普通くらいの忙しさのところが多いです。
具体的には大阪や東京で時給3000円くらいなら問題ないと思います。
自分の地域の平均時給が知りたい方は
どこの地域が時給が高い?地域別平均時給を読んでみてください。
求人を選ぶ際にも派遣エージェントの方に地域の時給相場を聞いてみると良いと思います。
また、日曜祝日や夜の20時以降など人の集まりにくい時間帯の場合は
同じ時給でも忙しさがマシなことが多いです。
忙しいから人が集まらないわけではなく時間帯が悪くて人が集まらないからです。
「自分も時間帯の悪いところは出勤したくない」という場合は「高時給すぎない」というところを注意していけば大丈夫です。
薬剤師単発派遣の疑問を解決
単発派遣を始めるにあたって疑問に思うことに回答してみました。
この他の疑問がる方はコメントして頂けたら追記していきます。
薬剤師単発派遣の業務内容は?
単発なので本当に単純なものが多いです。
- 監査・投薬のみ
- 調剤・監査・投薬
- 投薬のみ
- 予製調剤
- ひたすら施設調剤
などなど様々です。
1日だけの勤務なので退勤時刻が近づくと薬歴を書く時間をくれます。
少なくとも責任のかかる業務(クレーム対応や門前Drとの話し合いなど)を任されることはないですし発注など店舗で行うべき業務も任されることはないです。
基本的な薬剤師業務のみを行う感じになります。
どうして単発派遣は時給が高いの?
単発派遣に限らず、派遣薬剤師は時給が高いです。
最大の理由は単純で
高い時給を出してでも人を集めたいから
です。
人手不足だったり
忙しかったり
開局時間が長くて勤務できる薬剤師を確保できなかったり
理由は様々ですが、人が足りなくて補充ができていないから時給が高くなるのです。
もう数年前ですが大阪でも人が全く集まらず、時給8000円まで行った薬局もあります。
(そこは派遣会社は通してなかったらしい)
どうして派遣の求人はなくならないの?
単純に人手不足の求人が無くならないというのも理由の1つですが
少し詳しい人は
社員を雇えば良いのに
と思うかもしれません。
これにも理由があって、派遣社員を雇うお金は会社の経費の分類上
人件費ではなく外注費に分類されます。
人件費よりも外注費の方が税制上の優遇を受けることができ、節税になるのです。
ほかにも派遣の雇用には
- 面接などの手間がない
- 年金や社会保険料を会社が負担しなくて良い
- 紹介会社に謝礼金を払わなくて良い
などなどメリットもあります。
詳しく知りたい方は【理由を解説】なぜ薬局は時給の高い派遣薬剤師を採用するの?採算は合う?を読んでみてください。
単発派遣の始め方は?
単発派遣を始める手順は至って簡単です。
- 単発派遣を扱っている派遣会社にWEBで登録
- 派遣会社から電話がかってくる
- どんな求人が良いか希望を話す
- 希望に沿った求人がメールで送られてくる
- 気に入った求人を選ぶ
- 必要書類を面談or郵送で提出する
- 当日の持ち物がメールで送られてくる
- 出勤日に派遣先に行く
といった流れです。
派遣会社の登録も
- 名前
- 住んでいる地域
- 希望の業種(この場合は派遣)
- 電話番号
- メールアドレス
を記入するだけなので1分前後で完了です。
日・祝以外なら土曜日でも電話をくれる派遣会社が多いです。
これだけの簡単作業でとりあえず求人を紹介してもらえるので
ひとまず登録して求人をみてみるのがおすすめです。
もう少し詳しく知りたい方は
猫でもわかる単発派遣薬剤師の始め方を読んでみてください。
単発派遣の時の持ち物はどんな感じ?
単発派遣の時の持ち物は普段働いている時と同じで大丈夫ですが
まず白衣はほとんどの場合貸してもらえます。
自分で持っていくことはまず無いと思って大丈夫です。
そのほかの持ち物は
- シューズ
- 筆記用具
- フルネームの丸印と横判
です。
初めての勤務先の場合は
- 薬剤師免許
- 保険薬剤師登録票
が必要な場合もあります。
事前に派遣エージェントの方がメールで持ち物を教えてくれるの心配はいりません。
横判を持っていない場合なども派遣エージェントに相談すると良いと思います。
さらに詳しくは
派遣薬剤師の初日の持ち物について別に記事を書いてるので読んでみてください。
記事はレギュラー派遣について書いていますが、単発の場合も同じです。
薬剤師単発派遣をするにあたって知っておくべきルールと法改正
まず大前提として法律上管理薬剤師と公務員は単発派遣をする事ができません。
その他で単発派遣をするにあたって知っておくべき法律は労働者派遣法です。
隅々まで理解しておく必要はないので重要なところを説明しておきます。
単発派遣は禁止された?2012年の法改正
厳密に言うと2012年の労働者派遣法の改正で
労働契約が30日に満たない短期契約派遣は禁止
になっています。
つまり原則日雇い派遣(=単発派遣)は禁止です。
しかし、この法律には例外規定があり
その例外に当てはまっている場合に単発派遣を受けることができるんです。
と思うと思いますがそんなことはありません。
その例外とは
- 60歳以上である
- 雇用保険の適用を受けていない学生である
- 本業の年収が500万円以上である
- 主たる生計者ではなく、世帯年収が500万円以上の方
最後の項目はつまり「旦那さんの方が稼ぎがあって、世帯年収が500万円以上」といった場合です。
正社員の方だと年収500万円超えている方も一定数いると思いますし
パートの方だと配偶者の方が稼ぎがあって世帯収入で500万円超えている状況を満たしていると思います。
意外と例外に当てはまる人って多いですよね。
「本業の年収500万円ない・・」
「世帯年収500万円いってるけど自分の方が稼いでる・・(個人で年収500万円は無い)」
という方も安心してください。
もし、この例外に当てはまっていなくても
派遣会社が契約上31日以上の雇用関係を結んでくれて、単発派遣をできるようにしてくれる場合もあります。
(「契約は31日以上だけど、出勤は1日だけ」など)
派遣会社によって対応は違いますし、「昔は調整してたけど今はしていない」といったこともあるので
単発派遣ができる条件を満たしていない方は1度登録してみて派遣会社に聞いてみるのが1番早いと思います。
条件があっていなければしつこく勧誘があることもないので心配はないです。
詳しくは【抜け道あり】薬剤師の単発派遣で関わってくる法律上のルールを知ろうを読んでみてください。
ちなみに2020年4月にも労働者派遣法の改正があります。
この改正は派遣労働者にとってかなり有利なものになっており、この記事を書いている2020年2月の段階では確定ではないですが
派遣でもボーナスや退職金がもらえる可能性が出てきました。
詳しくは退職金やボーナスがもらえる!?2020年改正派遣法で派遣薬剤師はどうなる!?を読んでみてください。
薬剤師単発派遣の求人の「実際」を徹底解説
単発派遣をまだした事がない。という方は求人についての情報も知りたいと思ったので
薬剤師単発派遣の実情を解説していきます。
薬剤師単発派遣の求人って「実際」にあるの?
結論から言うと単発派遣の求人は実際にあります。
しかし、自分のの希望に沿った求人があるかどうかはタイミングや住んでいる地域にもよるので
正直、派遣会社に登録して求人を検索してもらわないとわかりません。
という方もいると思います。
確かに診療報酬減算の影響を受け派遣の求人数自体は少しずつ減ってきているのですが
かといって「登録したのに全然紹介してもらえない」という事態になるほど少なくはありません。
その証拠に調剤薬局の売り上げ1位アインファーマシーズ、2位日本調剤、8位アイセイ薬局は子会社に派遣会社を持っています。
上場していないのでランキングには載っていないですが、ベスト5には入るであろうクラフトグループも派遣会社を持っています。
これだけ多くの上位調剤薬局が派遣会社を持っているということはしっかり経営が成り立つ=需要も供給もあるということなのであまり心配はいらないと思います。
アインファーマシーズに関しては人材派遣はずっとしていましたが
派遣業に参入してきたのは数年前からなので
最近になっても参入する価値のある市場ということだと思います。
実際派遣で働いている僕も1年11ヶ月求人に困ることはなかったので派遣求人の安定性は実感しています。
単発派遣はレギュラー派遣より求人数が少なくなる印象ですが
- 単発派遣なら継続的にコストがかからず、薬局側も依頼しやすい
- 薬剤師が足りないところは無くならない
といった現状があるので今後も求人は無くならないと思います。
しかし、タイミングもあるので先ほども書きましたが実際に登録して求人を見ないと自分にあった求人があるかはわかりません。
薬剤師単発派遣の「実際」の求人ってどんな感じ?
これが実際に僕が求人を受けた時のメールの内容です。
こんな感じでたくさん日程が書いてるので好きな日程を選んでメールで返信する形です。
単発派遣「実際」の求人は直前でも数ヶ月前でも土日祝でも見つかる
このメールが届いたのは4日前とかなので
思いつきで「すぐ働きたい!」という方でも直前に求人を探してもらって働ける場合もあります。
単発派遣の求人は早ければ2.3ヶ月前から送られてくるので事前に予定を立てたい方も問題なく利用出来ます。
ちなみに詳細は隠したのですが、このメールの薬局は土日祝も営業しているので
ダブルワークで働く方でも出勤しやすいです。
単発派遣はこんな感じの求人がよくあるのでタイミングが合えばかなり都合よく稼ぐ事ができます。
単発派遣はレギュラー派遣と違って「選び放題」なほど求人は来ないですが
複数の派遣会社に登録しているといくつかの中から求人を選ぶことになると思います。
求人選びのコツが知りたい方は【見逃すと損】派遣薬剤師が求人を選ぶときの流れと8つの注意点を読んでみてください。
薬剤師単発派遣「希望に合った求人」の効率的な探し方
もちろん誰もが「条件の良い求人で働きたい」と思いますよね。
しかし求人は時期によっても場所によっても変動するので確実に希望に添えるかはわかりません。
もしかすると少し遠い派遣先しか希望日に求人が無いかもしれません。
そんな中で「少しでも希望の求人に出会いやすくなる方法しかも効率的に」を紹介したいと思います。
派遣会社は必ず複数登録
単発派遣は魔法のアイテムでは無いので思い通りにならないこともあるのですが
希望通りの求人に出会う確率を上げることはできます。
その唯一の方法が派遣会社の複数登録です。
派遣の求人は大手の1社登録しておけばOKというものではありません。
中小の派遣会社が足を使って営業して取ってきた独占案件もあります。
大手はもちろんわかりやすいので派遣先も登録しやすいですが
規模が大きくなると「1件1件の薬局と連絡を取り合う」というのがしづらくなります。
なので大手の求人と中小の求人は違う場合が多く
複数登録することで希望の求人に出会う確率を上げる事ができるのです。
できれば3社登録して求人をもらう事がおすすめですが
という場合は2社の登録で様子を見ても良いと思います。
「大手1社、中小1社+その他」の組み合わせがおすすめ
大手は登録している派遣先が多い反面、大手を複数登録しても求人が被る傾向があります。
なのでおすすめの複数登録は
- 大手1社(登録求人が多いから)
- 中小1社(足で取ってきた貴重な求人があるかも)
- その他(大手もう1社でもいいし、中小でもいいし、登録しなくてもいい)
といった感じです。
「その他」に関しては自分の好きなようにカスタマイズしたら良いと思います。
個人的には登録するだけで1万円もらえるキャンペーンをしているお仕事ラボを
「その他」にするのが良いかなと思います。(良い求人がなくてもお金もらえるのは嬉しいから)
大手、中小の区分けで言うと
単発派遣最大手
単発派遣大手
単発派遣中小
↓調剤薬局8位のアイセイ薬局のグループ会社
(キャンペーン中)
↓調剤薬局1位アインファーマシーズのグループ会社
といった感じです。
よく聞くファルマスタッフや薬キャリ(エムスリー)は単発派遣を扱っていないので大手ですが掲載していません。
登録必須のおすすめ単発派遣会社ランキング
最後に大手、中小合わせたランキングを紹介して終わります。
求人数 | |
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対応の良さ | |
高時給 | |
紹介スピード |
求人数 | |
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対応の良さ | |
高時給 | |
紹介スピード |
・高時給はやや少なめ
・大手の安定感
求人数 | |
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対応の良さ | |
高時給 | |
紹介スピード |
求人数 | |
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対応の良さ | |
高時給 | |
紹介スピード |
派遣エージェントの方との相性もあると思うので色々登録してみて試してみてください。